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古舘氏の憂いもわかる芥川賞と出版業界の衰退〜【哀悼】F1ビアンキさん

人気お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さん(35)の「火花」が第153回芥川賞に選ばれ、出版界は特需に沸いています。

 
累計発行部数は100万部を超え、特設コーナーを設けた書店では本が飛ぶように売れているといいます。
 
これは、出版業界にとってここ数年で最大のニュースとなってしまいました。
 
近頃では芥川賞受賞作よりも、書店員が選ぶ本屋大賞受賞作の方が販売成績はよろしいようです。
 
今回の芥川賞受賞者決定に対するコメントで、古舘伊知郎さんが「芥川賞本屋大賞化」みたいな発言をしてネット上で叩かれていましたが、
 
 
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正直、私は古舘さんの考え方もよくわかります。
 
 
元少年Aが遺族の心情を鑑みず本を出版することになったこと1つみても、もはや出版業界にモラルやプライドは存在しないのかもしれませんね...
 
そこにあるのは、
 
話題を作り、情報を操作し、
 

儲けること!

 
 
でも、
芥川賞にとっては、これまで数々のベストセラーを生み文壇を支えてきた賞の存在感を久しぶりに示せてよかったのかもしれません。
 
しかしながら...
目先のことしか見えていないとするならば、そこに明るい未来はないと思いますよ。
 
 
読書人口は減り、本を読む人のレベルが低下し、、、それに合わせて賞のグレードを墜としてしまっては...
もう取り返しがつかなくなってしまいます。
 
 
出版業界は
使い捨て文化に侵された末期がんに近い状態なのかもしれませんね...
 
 
*******
 
 
私は、2003年芥川賞受賞作の「蹴りたい背中」「蛇にピアス」を読んで以降、
 
「あ〜、芥川賞ってこんなものか」と芥川賞作品を全く読まなくなってしまいました...
 
嗜好が関係してくるので、もちろん一概には言えませんが...
 
 
音楽も芸術も、そして本も、本物が正当に評価され、クオリティの底上げが行われることを強く願ってやみません。
 
くれぐれも、24時間テレビの”使い捨て”チャリティ・ランナーのようにはなりませんように、、、
 
(個人的に又吉さんは好きなので、これからも頑張ってほしいなとは思っています) (^-^)
 
 
銀河の彼方から、「地球人は馬鹿だなぁ」と嘲笑されないためにも...(笑)
 
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【哀悼】

2014年、日本GP(鈴鹿)で頭部に重傷を負い意識不明のままだったF1ドライバージュール・ビアンキさんが、2015年7月18日、フランス・ニースの病院で亡くなりました。(享年25)
 
ご家族はこう語っております。
 
「ジュールは最後までよく闘ったが、本日彼の闘いは終わった」と...
 
皆さんの悲しみはいかばかりか、到底計り知れませんし、言葉で言い表すことはできません。
 
心よりご冥福をお祈り申し上げます
 
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