有名人と社会問題のお話 〜芸能ニュースから学ぶこと

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癌と妊娠!進む生殖医療技術と代理出産を選んだ高田夫妻のケース!

2015年「ミス・インターナショナル」米国大会でペンシルベニア州代表に選ばれた女性が、がんを装い寄付金をだまし取った疑いで逮捕されちゃいました。

 
ブランディ・ウィーバーゲイツ容疑者(23)は、
 
タイトルを剥奪!
 
王冠を没収!
 
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彼女は、2013年から慢性リンパ球性白血病のふりをして募金を集めていたそうです。
 
こんなことをされては、善意の募金者が減ってしまい、本当に必要な人のところにお金が集まらなくなってしまいます!
 
 
 

【がんと妊娠】

一昔前までは、がんになったら治療が最優先で、治療後の妊娠は諦めざるをえませんでした。
 
しかし近年は、がんの治療法に加え生殖医療技術も進歩しており、患者が希望すれば、可能な限り妊娠・出産を支援する動きが広がってきています。
 
 
不妊になる恐れのあるがんは】
乳がん、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん白血病などの血液がん。
 
たとえば乳がんでは、抗がん剤治療や長期間のホルモン薬治療の影響で、治療後に閉経したり排卵がなくなるリスクがあります。治療前に、信頼できる主治医に気持ちをしっかりと伝えることが大切になってきます。
 
子宮卵巣など妊娠に直接関わる臓器のがんでは、進行度によっては全摘出を行わなければなりませんが、早期ならこれらを残せる可能性も十分にあるのです。
 
血液がんでは、抗がん剤治療と全身放射線治療で月経や排卵が止まる恐れがあるので、1回目の抗がん剤治療の前に卵子を採取する人もいるのです。
 
ただ、受精卵の凍結など妊娠の可能性を残す生殖医療には保険がきかず、高額なのが難点です。
 
 

向井亜紀さんの場合】

女優の向井亜紀さんと夫でプロレスラーの高田延彦さんは、代理母出産のうえ双子の子供の子宝に恵まれた芸能人です。
 
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亜紀さんは、妊娠発覚と同時に子宮けいがんが発見され、妊娠5カ月の時に子宮を全摘出しています。
 

「どうしてもプロレスラーの高田延彦のDNAを後世に残したい!」

 
自分たちの子供が欲しいと強く思った亜紀さんは2002年、代理母出産のためアメリカへ渡りました。
 
 
【そもそも代理出産とは】
不妊カップルに代わり第三者の女性が子供を出産すること。日本では、この代理出産は認められていません。
 
 
亜紀さんの場合は子宮頚ガンによる子宮全摘だったため、ご自身の卵巣からの卵子は採取可能でした。
 
髙田延彦さんの精子を亜紀さんの卵子に人工的に授精させ、受精卵を代理母の子宮内に着床させたのです。
 
このとき、
代理母出産という選択肢はまだまだ日本では一般的ではなく、社会的に認知度も低く、高田夫妻の行動は、日本の代理出産問題に対して大きな影響を与えました。
 
代理母出産の是非は世界中で巻き起こっており、明確な法律の無いまま高田夫妻は代理出産という道を選んだのです。
 
 
なお、詳しいことはわかりませんが、この出産代理をされた方はその後、子宮破裂の危機に陥ったそうです。代理出産自体がリスクのあるものなのか、たまたま代理母の体調が悪くなっただけなのか、
裏には様々な問題が秘められていそうですね。