有名人と社会問題のお話 〜芸能ニュースから学ぶこと

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難民をみない国日本!利他の心ある国に成長しましょう!

オーストリア東部の小さな町に駐車されていた保冷車から、シリア難民とみられる71人の遺体が発見されました。

 
ラビア沖の地中海でも移民を乗せた密航船が沈没し、200人ほどが死亡したとみられています。
 
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【増える移民・難民者】

アフリカや中東から地中海を渡りヨーロッパに辿り着いた移民や難民は...
 
今年に入って8ヶ月余りで30万人以上にのぼります。
 
どうやら、密入国にはハンガリーブルガリアの犯罪組織が背後に存在するようです。
 
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こういうニュースをみると、日本は本当に恵まれているな〜と思いますね。
 

【難民をみない国日本】

日本国内に住む難民の人数はごく僅か...
 
難民認定を求めた外国人数は
 
2005年...384人
・・・
2013年...3,260人
2014年...5,000人超
 
と、ヨーロッパほどの規模ではないものの、日本でも確実に増え続けています。
 
 
しかし、島国である日本においては、難民申請者が増える一方で、難民と認定される人たちは驚くほどに少ないのです。
 
2014年...僅か11人
 
 
理由は、「日本政府の難民定義が、他の先進国に比べて厳しいから」
 
 
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【お金だけ出して行動が伴わない国日本】

 
日本人として非常に残念でなりませんが、日本は本当に、難民の受け入れ体制が整っていません。異質を嫌う日本社会の特性なのかもしれません。
 
しかし、自国で迫害を受け、脱出して他国に助けを求める人々を、見て見ぬふりをする国であっていいものでしょうか?
 
もしそれで良しとするのであれば、私はこの国に、とうてい誇りを抱くことができません。
 
今世界には、5,000万人以上の「迫害や人権侵害のために移動を強いられた人たち」が存在しているのです。
 
中規模の国丸々一国分の人口に匹敵する人々が、自国を追われて世界中で彷徨い続けているのです。
 
こうした世界の難民事情について、私たち日本人はあまりにも無知で、あまりにも鈍感なのではないでしょうか。
 
 

【私は思うのです】

現在日本には、「繰り返し難民申請を行い、本国に強制送還されないことをいいことに、出稼ぎ目的で来日している”偽装難民者”が少なからず存在するといいます。
 
このような「偽装難民」を一掃し、本当に困っている難民たちを可能な限り救ってあげられるような制度に整えていかなければならないと思うのです。
 

【一番大切なのは...】

難民はモノではないということ...
 
彼らも私たちと同じ人間なのです。健康に暮らし、生きる目的があり、自尊心を持って生きていけなければ、本当に充実した人生は望めないでしょう。
 
運悪く難民になってしまった人たちも、「人の役に立ちたい」と考えているはずなのです。
 
 
これからの日本には、難民受け入れ体制の強化が望まれます。それは単に、難民を施設に放り込むのではなく、彼らの人格を尊重した対応をとっていかなければならないと思うのです。
 

無関心だけは避けなければなりません!

 
今、わたしたち日本人は、国内の震災“難民”にすら、目をそらしてはいないだろうか。