有名人と社会問題のお話 〜芸能ニュースから学ぶこと

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岸部四郎さんは今...「高齢者が暮らしやすい国」ランキングで考えること

「高齢者が暮らしやすい国ランキング」ということで、日本は第8位にランクインしました。(96ヶ国中)

 

「本当かな?!」

 
おそらく、日本人の多くは「そんなに暮らしやすくはないんだけどなぁ」と思っているのではないでしょうか。
 
参考データとしては、健康・年金(収入)・雇用・公共交通機関など...
 
 
そして、上位は例のごとく
 
1位 スイス
 
ちなみにアジアでベスト10にランクインしたのは日本だけ。。。
 
タイ...34位
中国...52位
韓国...60位
 
日本の高評価の理由には、間違いなく「寿命の長さ」があります。確かに世界に誇る長寿大国ですから、これで判断されると必然的にランクは上位に入ってきますね。
 
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しかし、「長生き」と「幸せ」「暮らしやすさ」は別物です。
 
 
調査を行った団体は、「日本は世界の中で最も健康的な国の一つだ」と申しております。
 

「そうかなあ?」

という意見もあるでしょうね。
 
確かに、「健康長寿」の高齢者もたくさんおりますが、
 
・老後破産
・寝たきりで胃ろう
 
など、長生きはしているものの、「日本人の持つ忍耐強さでお年寄りが我慢して生活しているだけ」といった見方もできます。
 
高評価に対して、「実感がない!」「信じれない!」という声も多く聞かれ、その背景には高齢者の貧困問題などがあります。
 
 
事実、「高齢者貧困率」も第8位...との結果が...(^_^;)
 
日本の高齢者の貧困率はおよそ20%...
34ヶ国中8番目という高い貧困率なのです!
 
高齢者世帯の受給増加により「生活保護」世帯は過去最多...という有様です!
 
うーむ...
 
たとえ生活が苦しくても、「生活保護」があるので十分暮らしていけるじゃないか...とする国際判断なのでしょうか?
 
しかし、現在の日本において生活保護以下の生活レベルで暮らす高齢者は600~700万人いると言われています...
 
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岸部四郎さん】

元ミュージシャンでタレントの岸部四郎さん(66歳)は、1998年に借金で自己破産し、テレビの仕事を全て失い、2003年には脳内出血を患い、その後遺症で歩行困難になり、2007年には妻を亡くし...かなり辛い後半生を送っています。
 
表舞台からは姿を消し、2009年には救急車で搬送され入院するなど、体調面が悪化しているそうです。
 
その後は老人ホーム暮らしをしていて...
費用は兄の一徳さんが支払っているようです。
 
そういえば
 
往年の大スター山城新伍さんも晩年は独り寂しく高齢者施設で亡くなりました...
 
 
「老人ホームがある」「生活保護がある」だけでは「暮らしやすい国」とは言えないと思うのですが、世界の目からすると「幸せ」「高齢者が暮らしやすい」と思われているのですね...