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又吉先生!なぜ「火花」なの?芥川賞はベストジーニスト賞みたいなもの

お笑いコンビ・ピース又吉直樹の書いた本「火花」を遅ればせながら読んでみた。

 
「なぜ今なの?」という質問にはこう答えておこう。「たまたまそこにあったから」だ。
真面目な話、近年の芥川賞直木賞には好ましい(優れていると思われる) 作品がなかったのが発売直後に読まなかった一番の理由だ。何となく直感で「大したことないんだろうなー」とも考えていた。つまり、興味がなかったのだ。
 
神の悪戯か、病院の待合室に無造作に置かれていた「火花」を手に取り、読み始めてみた。
 
 
この先しばらく悪口になりますので、読みたくない人は読まないほうがいいですよ(^-^)
 
2ページ読んだ時点で「もういいや...」
正直そう思った。
くどい言い回しのオンパレードだ。
 
それはつまり、文才のある人の文章ではなく、文学好き青年がこれまで読んできた作品たちの中から記憶しておいたフレーズや単語をつぎはぎさせ書いているだけ...そんな印象だ。
 
不自然で違和感溢れる表現技法により、読み進めるためのエネルギーを削がれ、全くもって本の世界に引き込まれていかないのだ。「小手先のテクニックだけで仕上げられた作品なんだろうな」最初の数ページを読んで正直そう思った。
 
 
一文一文が必要以上に形容のオンパレードでうざくて長い!
 
 
「幻のように鮮やかな花火が夜空一面に咲いて」などと使い古されたチープな表現を連発する!
 
 
「その人...その時...その人...その人...」
無駄に長い一文の中に「その」が連続する不快な文章!
 
 

うーむ...

 
たいていの本であれば面白い面白くないに関わらず完読することができるのだが「火花」はどうやら無理なようだ。
 
しかし、待合室で他にすることのなかった私は「読み切ることなく批判するのは失礼だな」と思い直し、読み続けてみた。
 
助詞の使い方ミスもチラホラ目につき
次第にストレスが溜まってくる...
 
(芥川賞受賞作品はもう、来年以降読むことはないだろうな)...そう心の中で思いながらさらに読み進めていく。
 
 
※ ただし、井の頭公園の楽器演奏のくだりはなかなか面白かったし表現方法も悪くはない。会話形式の文章はまずまずのようだ。
 
 
 

よし、駄文は飛ばし、面白いところだけを掻い摘んで読んでいこう!

 
こうして、148ページの芥川賞作品は1時間で読み終えられた。めでたしめでたし (^-^)
 
 

「オチがなかったのね...」

「結局、なぜ火花なの?」

 
 
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あ〜 時間を損した気もするが、逆にいろいろ考えさせられたりもしたので、これはこれでよかったのだろう。
 

読んで良かったということにしておこう!

 
選考委員の方々の解説を聞きながら読むことができたらまた違った評価が生まれるのかもしれないな。
 
今度は直木賞作家の作品にも目を通してみるか。気が向いた時にでも。(^-^)
 
 
 

《まとめ》

時の流れは早く、何もかもが使い捨て
になってしまった現代社会...
 
「本物」が存在しにくくなった今の時代においては、文学ですら使い捨てになってしまったのかもしれない。読み手側である我々に言葉を読み解く力がなくなってきたから作品の質が下がってきた?
 
そういう事情もあるのかもしれない。
 
100年後も残るもの、世界にも通用するものを生産し続けられる日本、日本人であり続けていきたい!そう願わずにはいられなくなってしまった...