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有名人と社会問題のお話 〜芸能ニュースから学ぶこと

芸能・セレブの話題に社会問題を絡めて発信しています!

ピコ太郎はなぜブレイクしたのか?

海外 エンタメ

シンガーソングライターのピコ太郎は、「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」という謎のフレーズを繰り返しながらリズミカルに踊る動画を配信し、世界中で大人気となりました。一番大きかったのは、ジャスティン・ビーバーがお気に入りの動画として紹介したこと。これにより、その人気は爆発的に広がっていったのです。

 

世界各国で「PPAP」の歌マネやカバーをする人が続出!

 

では、なぜ日本でもほとんど無名に近い存在だったピコ太郎がこれほどまでに世界的な大ブレークを果たしたのでしょうか。 

 

 

 

 

 

ピコ太郎が世界的な大ブレークを果たした理由 

大ブレークした理由...

 

メディア上では仮説として様々な理由が挙げられていますが、実際のところ、大ブレークの要因はよくわかっていません。もちろん、「思わず真似したくなるキャッチーな歌と振り付け」が成功の大きな要因であることは間違いありません。

 

ただ、日本のタレントが作った動画がこうして短い期間で大々的に海外に広まるというのは今までに例のない特殊なケースです。「ピコ太郎」フィーバーを取り上げるマスコミ側としても、初めてのことだからどう扱っていいかわからない、というのが正直なところではないでしょうか。

 

 

 

 

 

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芸人による世界的快挙!

ピコ太郎の正体は、お笑い芸人の古坂大魔王です。これまで、これほどまでに日本の芸人のネタが世界で認められたことはありません。確かに、これまでにも数多くの芸人が海を渡り、海外で自分の芸が通用するのか挑戦してきました。

例えば、「間違いないっ!」の決めフレーズで有名な長井秀和は単身ニューヨークに渡り、英語を身に付け、現地のコメディクラブでスタンダップコメディを披露したりしました。

 

ただ、それは一部地域での活躍であり、ピコ太郎ほどの全世界的なムーブメントを巻き起こした日本の芸人はこれまで登場してきていないのです。やはり、ジャスティン・ビーバークラスの大物が広めてくれたことが大きかったのです。

 

 

 

 

 

ガラパゴス化している日本の「お笑い」 

そもそも、日本の芸人の多くは初めから海外を目指していません。日本の芸人は日本人の客に満足しているし、日本人の客も日本の芸人に満足しているのです。つまり、他の多くの産業と同じように、日本では「お笑い」もガラパゴス化しているわけなのです。

 

理由は簡単です。日本には12000万人を超える国民がいます。テレビで有名になりさえすれば、それなりの収入と地位が約束されているのです。文化もお笑いのツボも違う海外に進出しようとチャレンジする必要がないのです。

 

音楽や芸術であれば国境を越えられる可能性もあります。しかし、言葉に頼る割合の高い「お笑い」という分野では、その面白さは日本語が通じる日本でしか通用しないのです。

 

 

 

ピコ太郎の場合、世界進出を狙っていたわけではないでしょう。一種のまぐれ当たりです。ただ、たとえまぐれであっても、こういうものがたまたま当たった、ということには何らかの意味があるようです。

 

短くてシンプルな歌ネタ...

 

単純な英単語...

 

 

「お笑い」の世界で言葉の壁を越えていくにはこの方法か、志村けんのバカ殿のような動きによるもの以外にはないのです。時代にうまくはまったことも大きいでしょう。今世界では、動画を気軽に紹介し合ったり、真似したりすることが流行っています。作り手のなにげないアイデアから生まれたピコ太郎のパフォーマンスは、たまたま、無駄をそぎ落とした世界標準のフォーマットになっていたのです。だからこそ、「PPAP」は海を越えていったのです。

 

 

 

 

 

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日本で流行りのバラエティ番組とピコ太郎の「お笑い」にはズレが

ピコ太郎こと古坂はもともと爆笑問題くりぃむしちゅー世代の芸人でした。芸人仲間の間では、昔から古坂は「天才」と言われてきていたようです。ただ、この才能はテレビで売れるための才能とは別ものだったりします。

 

同業者の評価によれば、古坂の話す内容は面白いし、ギャグや動きにもキレがあるようです。ただ、彼の芸風は「異常なまでのマイペース」。ひと昔前であれば江頭2:50のようなブレイクは望めたのかもしれません。ただ、今の日本のバラエティは「アメトーク」のようなチームプレーが基本となっているのです。

 

出演者同士が空気を読み合い、細かいパス回しをし、助け合いながら「笑い」を生み出すことが求められているのです。

 

 

今の時代、テレビに出て売れるためには、単に面白い、面白いネタができればいい、というものではなさそうです。協調性や愛すべきキャラクターを持っていることなどが、長きにわたって視聴者に受け入れてもらえる要素でもあるのです。テレビで愛されない人はテレビに出ることができません。そこで古坂は、テレビではなくネットを利用し世界に認めてもらおうと思ったのかもしれませんね。

 

 

 

幸か不幸か、世界の「お笑い」レベルはけっして高くはありません。冴え渡る頭のキレを要するダウンタウンの松っちゃんのようなトークは、海外ではさほど受け入れられないでしょう。それよりも、単純に面白いものがウケるのです。そこにピコ太郎の付け入る隙がありました。

 

「たまたまひらめいた」と本人が語っているように、「PPAP」は見事たまたまヒットしたのです。この成功は偶然かもしれません。ただ、規格外の才能を持った彼が世界で売れたのにはそれなりの必然もあったのでしょう。

 

 

 

数年前になぜか売れた「鼠先輩」のような一発屋であることも間違いなさそうですが...