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【サッカー】Jリーグと世界各国リーグのレベルの違いは?

日本のJリーグ (プロサッカーリーグ) は1991年に創立され (試合開始は1993年)、四半世紀以上が経ちました。ですがそのレベルは世界的にはまだまだ。サッカー先進国に追いつくところまでは行っていません。とはいえ、当初10チームだった頃からすれば、現在はJ1=18、J2=22、J3=15 + J1のU23チーム3の58クラブに拡大。Jリーガーも300人あまりだったのが1500人を超えるまでになりました。

 

そして今では、多くの日本人選手が海外で活躍する時代になり、サッカー人気はますます燃え盛っています。そこで今回は、「Jリーグと海外主要リーグのレベルの違い」などについてまとめてみました。

 

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各国リーグのランキング

1984年にドイツに創設された組織「国際サッカー歴史統計連盟」(IFFHS) によれば、各国リーグの「強さ」ランキングは以下のようになっています。

 

 1位: スペイン      (乾貴士柴崎岳など)
 2位: イングランド岡崎慎司吉田麻也など)
 3位: ブラジル
 4位: イタリア
 5位: フランス      (酒井宏樹川島永嗣昌子源など)

 6位: コロンビア
 7位: アルゼンチン
 8位: ドイツ        (長谷部誠大迫勇也武藤嘉紀浅野拓磨など)
 9位: パラグアイ
 10位: ロシア

 

(残念ながらJリーグはベスト10には入っていません) 

 

 

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 16位: ポルトガル   (権田修一など)
 18位: オーストリア南野拓実など)
 20位: メキシコ
 22位: オランダ     (小林祐希、堂安律など)
 26位: ベルギー    (久保裕也森岡亮太豊川雄太、冨安健洋など)

 

 

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そしてアジア (AFC) では、

28位: 韓国   
29位: サウジアラビア
31位: 日本
38位: 中国
46位: イラン

58位: タイ   
59位: UAE

が入っています。

 

 

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もちろん、強豪クラブと弱小クラブが混在しているので判定しづらい面もあるのですが、だいたいは以上のように考えられているようです。この判定には国際試合の成績も考慮されているようで、欧州でいえばUEFAチャンピオンズリーグ、アジアならAFCチャンピオンズリーグ、南米ならコパ・リベルタドーレス。これらの成績をポイント化し、ランキングに反映されているようです。

スペインが1位なのは「レアル・マドリード」「FCバルセロナ」の2強が国際大会でも強さを発揮しているからですし、イングランドが2位なのはチャンピオンズリーグのベスト16に5クラブが残っている...といったことなどが反映されているはずです。3位のブラジルは、リーグ上位のクラブがリベルタドーレス杯で好成績を収めているからでしょう。長谷部などがプレーするドイツが8位なのは意外ですが、おそらく、チャンピオンズリーグのベスト16にバイエルン・ミュンヘンくらいしか残っていないのが響いているのでしょう。

 

 

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ちなみに、他の組織によるランキングでは以下のような結果も!

 

1位: スペイン     
2位: イングランド
3位: イタリア
4位: ドイツ
5位: フランス      

6位: ロシア
7位: ポルトガル
8位:   ウクライナ
      
9位: ベルギー
10位: トルコ

 

 

四大リーグとは

まずはじめに、サッカーはヨーロッパを中心に動いているスポーツだということを強く認識しておきましょう。もちろんワールドカップでは、ブラジルやアルゼンチンといった南米勢もヨーロッパの強豪に負けないくらい強いのですが、資金力がものを言うプロのクラブチームにおいてはヨーロッパが一番なのです。

四大リーグ

四大リーグとは、そんなヨーロッパの中でも人気・実力の面で抜きん出ている4つのリーグを指します。

 

 

フランスやオランダといった国もワールドカップではお馴染みの強豪なのですが、クラブチームのレベルはこの4リーグと比べて少し落ちます (オランダは国の規模が小さく資金力が劣ります)。一方でフランスはここ数年、PSG(パリ・サンジェルマン)が石油系のオーナーをバックに潤沢な資金力を得ており、世界中のタレントを買い漁り爆発的に力をつけてきています。

 

ちなみに2010年頃までは、「プレミアリーグ」「セリエA」「リーガ・エスパニョーラ」で「三大リーグ」と呼ばれていました。近年は、「プレミアリーグ」「セリエA」「リーガ・エスパニョーラ」「ブンデスリーガ」「リーグアン」(フランス)で「五大リーグ」と呼ばれたりもしています。

 

 

おわりに

一方で、やはり気になるのはアジアにおけるJリーグの位置です。欧州リーグに敵わないのは致し方ないとして、韓国やサウジアラビアのリーグよりも低くランクされているのは悔しい限りです。2016年のクラブW杯では鹿島アントラーズが決勝に進出し、王者レアル・マドリードと好勝負を演じましたし、2017年のアジアチャンピオンズリーグでは浦和レッズが見事制しました。

Jリーグのクラブは、アジアの中ではトップのはずなのです。ただし、Jリーグ上位のクラブがきちんと揃って勝ち残れるところまで行っていないのはマイナス材料かもしれません。世界リーグランキングの順位は、Jリーグのそうした現状を表わしているとも言えるでしょう。

 

今後、中国やカタール (中東) などのリーグもどんどん力をつけてくることが予想されますし、東南アジア勢だってバカにはできません。関係者や選手たちは改めてJリーグ現在地を見つめ直し、さらなるレベルアップへのチャレンジをしていってほしいものです。ジーコさんが提言されているように、「欧州や南米のチームともっと試合をする」必要がありそうですね!