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犠牲者に酷なカネミ油症原告の敗訴判決と雲仙普賢岳火砕流の今も残る癒えない傷跡

「司法に訴える以外に、何をしろというのか」...

 
2015年6月3日、原告敗訴が確定したカネミ油の新認定訴訟。
 
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1968年に西日本一帯で発覚したカネミ油症事件の新認定患者50人と遺族が、
 
ダイオキシン類に汚染された食用油を製造・販売したカネミ倉庫(北九州市)などに、総額2億7,500万円を求めた集団訴訟で、
最高裁は、無情にも原告の上告を退ける決定を下しました...
 
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70代の原告女性は「敗訴」の一報を聞き、やり切れない思い...
 
カネミ倉庫が悪いのははっきりしている」
 
「こんなことって...」
 
 
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1968年、カネミ油を摂取してしまったために、皮膚症状・だるさ・関節痛・目の病気などに苦しめられ、
周囲に相談もできず悩み苦しみ続けてきた被害者たち...
 
2004年、ようやく油症認定がなされたものの、何も補償されてこなかった患者たち...
 

今回なぜ、損害賠償請求権が消えてしまったのか?

 
理解も納得もできない...
 
 
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今回の訴訟の最大の争点は、”不法行為から20年で損害賠償請求権が消滅する” という民法規定除斥期間が、
今年3月に閣議決定した民法改正案で「除斥期間」の見直しが盛り込まれていたことに対する司法の判断...
 
民法改正の議論がこれから本格的に始まるところだった。決定を出すのはもうちょっと待ってほしかった」
 
「望みが繋がったと思っていたのに...」
 
 
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長い期間苦しみ抜いてきた人たちが、権利行使もできず、ただただ泣き寝入りせざるを得ない現実...
 
あまりにも被害者に酷な決定である!
 
一方、カネミ倉庫
「これまで通り、患者の治療費などの支払いに全力を尽くす」としています。
 
患者と認定されている人たち同様、今回の”認定されなかった被害者たち”にも、救いの手を差し伸べてもらいたいものである。
 
 
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・・・
 
1991年6月3日の雲仙普賢岳噴火災害(犠牲者43人)から24年...
 
被災した長崎県島原市では、遺族や市民が当時に思いをはせ、鎮魂の祈りに包まれました。
 
全国で火山災害が続く中、防災の誓いを新たにする1日ともなりました。
 
被災した住民が集団移転した仁田団地の第一公園では、犠牲者の名前を刻んだ追悼碑前に市が献花台を設置。
 
朝から激しい雨に見舞われる中、遺族たちは献花に訪れました。
 
「今も胸が張り裂ける思い」
「自分が命を落とすまで、責任を背負っていく」
 
遺族たちは、それぞれの無念を胸に、
さだまさしさんの ”SMILE AGAIN” をみんなで合唱...
 
子供たちが手作りで作った1,000本のキャンドルを灯し、鎮魂と復興の祈りは夜まで続いた..!
 
 
さだまさしさんと精霊流しに関する情報を英文で読んでみたい方は
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