急増する「児童虐待」社会を生きる子供たちの未来は...
2014年度の児童虐待件数は前年度比20%増の約9万件!
100人に2人が虐待を受けているとする統計もあります。
人々の心が荒んできたせいでしょうか。しかし、子供は社会の宝であり、いたずらに傷つけてはいけません。
急増の要因として
1. 大人になりきれていない親の増加
2. ストレス社会
3. 貧困家庭化
などとともに、
虐待の調査・報告が以前より為されるようになってきたことが挙げられます。
さらに
児童虐待は虐待を受けている児童本人の一次的問題だけではありません。その兄弟たちも心理的虐待を受けていたり、子供の前で配偶者に暴力を振るう「面前DV」でトラウマになってしまったり...
児童虐待の背景にある経済格差や複雑な家族関係、都市化による家庭の孤立にどう向き合っていくのか、課題は山積なんです!
児童虐待防止法の改正は当然早急になされなければなりませんが、
たとえば、
出生時から障害のある子供の養育を放棄する親がいたり、保護されて里親のもとに託されても悲惨な生活を送る児童もいるのです。
虐待は密室性が高いため、明らかになっている事例はほんの一部...
児童虐待は、子どもの心と身体に深い傷を残し、健やかな成長や人格の形成に重大な影響を与えるばかりか、次の世代に引き継がれ、将来、更に深刻な社会問題へと拡大するおそれを含んでいます。
このような児童虐待の根を絶ち、次代を担う子どもたちが安心して健やかに成長できる社会を構築するために、総合的な抜本的改革が必要だといえるでしょう。
【児童虐待の通報番号 189】
虐待による死亡事例は年間50件を超え、1週間に1人の子供が命を落としているとされています。
そんな虐待から子供を救うための「児童相談所全国共通ダイヤル」の番号はこちら↓↓↓
「189(いちはやく)」
(24時間対応)
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近年は、老人介護系施設内での虐待も目立ってきておりますが、それは児童においても同じこと。児童養護施設や孤児院のような場所においても、虐待を受けている子供たちが存在するのです。
【しつけと虐待の違い】
どこまでがしつけの体罰で、どこからが虐待なのか? その境目は微妙ですが、しつけは子供の行いの悪いところを正して、良い方向に向けるものです。もしも体罰によって子供がおびえてしまったり、子供の心に傷が残ってしまうようならば、それは虐待です。
しつけのつもりでいても虐待になってしまうこともあります。パワハラ、モラハラ、セクハラのように、社会が敏感になり過ぎている傾向もありますが、皆さんは是非気をつけてくださいね。