慈善活動を行う海外の有名人たちに学ぶこと
華やかな面ばかりがフィーチャーされがちなハリウッドスターなどの有名人たちですが、実は、セレブパワーを活かして積極的に寄付や慈善活動を行っています。中には莫大な金額もあり、世界的に大きな影響を与えているのです。
そこで今回はそんな彼らの社会貢献をまとめてみました。
マドンナ
パキスタンの女子教育をサポート
パキスタンといえば、マララ・ユスフザイさんが学校帰りに襲撃されたことで「女子教育に後ろ向きな国」として有名になってしまいました。そんなこともあり2014年、世界の歌姫マドンナさんは「ドリーム・モデル・ストリート・スクール」を建設。
12歳でスラム街に住む子どもたちのために授業を始め、やがてパキスタンにおける女子教育を推奨するようになったユマイラ・バチャル女史をリスペクトしていたマドンナさんがインスパイアされて行動を起こしたものです。建物探しから開校まで1年かかったことからも彼女の本気度がわかります。
とはいえここは、女子教育だけでなく男子も通えるようになっている小学校なので、男女の分け隔てなくパキスタンの子どもたちが教育を受けられるようになっています。「教育はパワーよ!」とマドンナさんは力強く行動しているのです。
ナタリー・ポートマン
環境保全や貧困問題など幅広く活動
ナタリーは12歳で環境保護劇団一座に入り、22歳でFINCA(国際共同体支援財団)の大使として環境保護や貧困問題などの社会問題に熱心に取り組んでいます。
オプラ・ウィンフリー
女性リーダーの育成に注力
ネルソン・マンデラ氏をリスペクトするオプラさんは、彼が存命中の2007年に南アフリカに女子学校「リーダーシップ・アカデミー・フォー・ガールズ」を開校。普通の教育が受けられない貧困層の少女たちに学問はもちろん、「世界に貢献できるリーダー」となるべき資質を養育を施しています。
また、乳がんを始めとする女性特有の病気や出産時死亡、アフリカに多いエイズに関する知識を啓蒙する授業も行っています。授業にヨガがあったり学校内に映画館があったり寮で使うシーツが高級品だったりと、「贅沢すぎる」との批判もありますが、将来彼女の志を受け継ぐ女性リーダーが南アフリカに登場するといいですね。
アンジェリーナ・ジョリー
地元国連難民高等弁務官の親善大使
映画の撮影で訪れたカンボジアの実情にショックを受け、そこから慈善家としての活動を始めました。今では国連難民高等弁務官の親善大使も務めています。学校建設や生活改善の他、戦争下での性的暴行問題など幅広い分野で活動を行い、強い影響力を発揮しています。
ウェイジェ
故郷にセーフハウスを設立
3オクターブの音域と美貌を誇りワールド・ミュージック界で人気のウェイジェさんは、幼い頃に両親が離婚したため苦しい生活を送った経験があります。そんなこともあってか彼女は、故郷ナイジェリアに自身の名前を冠したセーフハウスを設立し、貧困層の子どもたちに無償で教育を施しています。
彼女自身も子どもたちに歌を教えたりしているそうです。将来的にはナイジェリアだけでなく、アフリカ全土にこのプロジェクトを拡大するのが彼女のゴール!素晴らしいですね!
ショーン・コムズ
地元ハーレムに学校開設
酒、女、金、パーティなど、きらびやかな生活のイメージが強いヒップホップ界の大御所ショーンさん。社会活動やボランティアには無縁と思われていた彼がなんと、ニューヨークのハーレムに「キャピタル・プレパラトリー・ハーレム・チャーター・スクール」を開校!ここは12歳から18歳までを対象にした学費無料の学校です。
ブラッド・ピット
夫婦で寄付額が多い有名人にランクイン
妻のアンジェリーナ・ジョリーとともに多くの寄付をしており、「寄付額が多い有名人」第2位に選ばれています。その他にも、長年エイズの研究を支援していたり、カンボジア、エチオピア、ベトナムから孤児を養子縁組し引き取っていることでも知られていますね。
ジャスティン・ビーバー
心入れ替えた?ジャスティン
飲酒運転や警察沙汰など自らの数々のしくじりを反省したのか、おバカの合間にいいこともやっていました。グアテマラの貧しい村に学校を建てるべく、自ら汗を流して建設作業を頑張っちゃいました。しかも建築費は全額寄付!これは彼がデビュー直後から支援してきたNPO団体「ペンシル・オブ・プロミス」の活動の一環で、それまでもラオスやニカラグア、ガーナの貧困地域で学校を建築してきました。グアテマラの建設はジャスティン本人が深く関わっただけに思い入れもひとしおのようです。
ジョージ・クルーニー
心慈善活動に積極的なジョージ
国連平和大使に就任したり、俳優のマット・デイモンやブラッド・ピットらと共にダルフール難民を救済するための基金を設立するなど、ジョージさんは積極的に慈善活動を行っています。自身の結婚写真を売って、その収益をチャリティーに寄付したことでも話題になりましたね。
ジョージ・ルーカス
多額の寄付
自身の映画制作会社ルーカスフィルムをディズニーに売ったことで「得た金額を寄付する」と公言しているジョージさん。その額はなんと約3,240億円!教育事業に重点をおく財団に寄付する予定だということです。
《おまけ》
ウィル・スミス
リッチなキッズ向けのプライベートスクール設立
モンテッソーリ教育やガードナー教育などを取り入れたシステムで、リッチな子供たち向けのプライベートスクールを作ったスミスさん。一時期はトム・クルーズの娘スリちゃんが通っていて話題になりました! ただし、期限付きのリースだったため、その後閉校されました。
《まとめ》
え〜、スケールは違いますが、私たち庶民も一人一人が高い志を持って慈善活動に取り組んでいけば、世界はきっと変わるはずです!できることから少しずつでもいいんです!何か社会のために!何か他人のために!未来の子供たちのために!日常生活の些細なところから「自分に出来ること」を確実に行ってまいりましょう!押忍っ!
あのオードリー・ヘップバーンの晩年の活躍を思い出してくださいませ (^ ^)