有名人と社会問題のお話 〜芸能ニュースから学ぶこと

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【有名人の前向き闘病ライフ】マイケル・J・フォックスとモハメド・アリに学ぶパーキンソン病との向き合い方

 

 

1998年に自ら「パーキンソン病を患っている」ことを公表した映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの俳優マイケル・J・フォックスは、「病気に対するポジティブな姿勢が一番の良薬だ」と語っています。

パーキンソン病と四半世紀以上付き合ってきたマイケルは、「自分の病気を笑わずにはいられない時が大抵の日にあるんだ。先日も、朝キッチンに行き、"コーヒーをトレイシーにも持っていってあげよう”と思いカップにを注いだけど、そこで少し問題が生じたんだ」「熱いコーヒーがバシャバシャと僕の手にこぼれ、床にこぼれ…」。

 

 

テーブルに着いた頃にはカップの中は空っぽ。“コーヒーをどうぞ” と(妻に)差し出した」と、自虐的なエピソードを笑顔で語っていれました。

マイケルとトレイシーの一日はいつもそんなふうに始まるそうです。傍目から見ると悲観的な状況に見えるかもしれないパーキンソン病の闘病生活ですが、マイケルはそうではありません。

 

(コーヒーをこぼすような) こうした状況を見た人が自分の事を可哀想がっている状況を想像するとかえって愉快に思えるといいます。自分は病気にきちんと向き合い大丈夫であっても、周囲の人たちが (自分に置き換えて) 恐怖を感じている様子を見て、そのギャップが面白いそうです。なんとも前向きな話ですね!

 

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マイケル・J・フォックス、同じパーキンソン病だったモハメド・アリとの思い出を語る!

マイケルはある日、パーキンソン病と闘っていた元プロボクサーのモハメド・アリとの思い出を以下のように語っています。アリは1984年、マイケルは1991年にパーキンソン病と診断されたわけなのですが、2人は共にこの病気の存在を広く認知させてきました。研究資金を集めるための活動にも深く協力していました。

 

この時、マイケルは「同じ病気に直面するときにアリ以上の心強い味方はいなかった」と言っています。自分がパーキンソン病と診断される前からアリのことを尊敬していたというマイケルは、「彼に実際に会って(パーキンソン病という)共通の闘いで協力することになったけど、彼には本当に助けられたよ」とコメント。

 

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さらに、アリ本人との思い出を「(ある電話の中で)アリはしばらくの間沈黙してたんだ。そして、とても優しい声で『君が僕と一緒にこの闘いの中にいるなんて嬉しいよって言ってくれた。僕の人生の中で、何かが生まれた瞬間だったね。僕らはもっと大きな何かの一部なんだって気づいたんだよ」と振り返っています。

残念ながらモハメド・アリは敗血症性ショックのため2016年6月に亡くなりましたが (享年74)、マイケルは自身のツイッターに「巨大な人、影響力のある人、平和の人、治療のために闘う人。有難う」と追悼メッセージを投稿し、またその後「モハメドは本物の伝説でした。」「ボクシングのリングではチャンピオンであり、何百万人ものパーキンソン病患者家族のチャンピオンでした。

 

その大きなチャレンジに直面する中で慎み深さと勇気をもった人の例として尊敬します」と彼の功績を称えています。ちなみに、モハメド・アリパーキンソン病と診断された際、余命10年と宣告されていたそうですが、その強靭なるポジティブ精神で最終的には32年間も生き延びることができたのです。パーキンソン病の初期症状は震えであり、この病気の原因はドーパミンの減少と言われています。

ただ、なぜこのようなことが起こるのかといった根本原因は不明のまま。パーキンソン病の多くは50代以降に発症し、遺伝性はありません。現時点において、治療法は大きく分けて3つ。「薬物療法」「リハビリテーション」「手術」です。ちなみに、パーキンソン病と似て非なるパーキンソン症候群という症状があることも一応覚えておきましょう。

 

 

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さて、

 

最後に、パーキンソン病パーキンソン症候群を患っていたとされる有名人たちの名前を以下に挙げておきましょう。