有名人と社会問題のお話 〜芸能ニュースから学ぶこと

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ライム病に苦しむ海外セレブに学ぶこと

日々プライバシーを晒されている有名人にとって、慢性的な病気を隠すことは難しいものです。裏を返せば、そんな彼らが自身の持病を告白することで「その病気の認知度が」上がったり、同じ病で苦しむ多くの人たちに勇気を与えることにも繋がります。

セレーナ・ゴメスが免疫性疾患ループス、レディー・ガガ線維筋痛症という病気と闘っていることを公表して世間の注目を集めました。

 

ここでは、ライム病という病気に苦しむ有名人についてまとめてみました。何かの参考になれば幸いです。

 

 

ライム病とは

ライム病とは、野鼠や小鳥などを保菌動物とし、野生の マダニによって媒介される人獣共通の細菌( スピロヘータ)による感染症です。北アメリカやヨーロッパ、日本などで夏から初秋にかけて樹木の多い地域で発生することが多いようです。アメリカでは5分の1がニューヨークで発生しているため、「ニューヨークの風土病」とすら言われています。

潜伏期間は数日〜数週間。発症すればまずは筋肉痛・関節痛・頭痛・発熱・悪寒・倦怠感といったインフルエンザのような症状が現れます。その後、全身に様々な症状を引き起こしていくのです。

治療には抗生物質が使われ、症状が慢性的に続くこともあるようです。

 

 

ライム病から順調に回復中のアヴリル・ラヴィーン

2015年、カナダのロック歌手アヴリル・ラヴィーンさんが、ライム病のため5カ月間寝たきりで「死ぬって思った」状態だったことを告白しました。

「ほとんど食べ物を口にできなくて、プールに行ってもすぐに戻ってベッドで横になっていたの」とアヴリルは当時、インタビューに答えています。「友だちが『どうかしたの?』と聞いてきたけど、自分でもわからなかった」。「虫にかまれてこんなことになるなんて・・・」

 

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「耐えられない感覚だったわ。まるで生命力が全身から吸い取られていくみたいだった」。

 

現在は治療の甲斐あって、「とてもいい状態」にあるようです。

 

 

ライム病に苦しむ有名人

アヴリル以外にも、多くの人たちがライム病に苦しめられています。例えば、アレック・ボールドウィンは「死を覚悟していた」そうですし、アシュレイ・オルセンの容態は非常に悪いそうです。

彼女の場合、診断されたときには病気がかなり進行している状態で、早期発見に行われる治療が受けられなかったそうです。アシュレイの関係者は、「仕事に来たときの様子は憔悴しきって身なりもちゃんと整えられていません。それに不機嫌なことも多いですね。かなり辛い時を過ごしているようです」と語っています。

 

また、人気モデルのベラ・ハディッドも数年間のライム病闘病生活を送っているようです。2018年には歌姫シャナイア・トゥエインもライム病の闘病を告白しました。

 

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「ライム病は人生に確実に大きな影響を与えるわ。しかも誰もがかかる危険がある病気よ。本当に静かにジワジワと邪悪なやり方で、実に多彩な症状が出てくる病気。私も体に甚大なダメージを負ったわ。それでも早く診断がついた私は幸運だったし、変性疾患に悩まされずに済んでいることだけは感謝しているの。まぁ、これくらいの年齢になると誰もが何らかの病気にかかったりするものなのよね。」by シャナイア

 

気になるのは、歌手にとって命ともいえる“声”。実は、喉頭神経にも悪影響が及び、毎日、真剣かつ体を張っての発声練習を1時間半も行う必要があるのだとか。それでもシャナイアは歌うことが大好きであり、自分の健康管理に気を配りながらコンサートツアーをとても楽しみにしているようです。