平気で嘘つく安倍総理 (政治家) の罪
2012年に第2次安倍政権が発足して以降、以前の政権とは明らかに異なる「判断」(世論) が国民からなされるようになりました。なぜか「支持率が下がってもすぐに回復する」んです。不思議ですね。国民がバカになったのでしょうか?それとも「信じられない政治家」に慣らされてしまったのでしょうか。
21世紀の歴代政権
◉ 小泉純一郎 2001年4月〜2006年9月
🔵 第一次安倍政権 2006年9月〜 2007年9月
◉ 福田康夫 2007年9月〜2008年9月
◉ 麻生太郎 2008年9月〜2009年9月
(民主党政権が発足)
◉ 鳩山由紀夫 2009年9月〜2010年6月
◉ 菅直人 2010年6 月〜2011年9月 (東日本大震災)
◉ 野田佳彦 2011年9月〜2012年12月
(安倍政権)
🔵 第二次 2012年12月〜2014年12月
🔵 第三次 2014年12月〜2017年11月
🔵 第四次 2017年11月~現在
「安倍一強」時代
安倍晋三政権は憲政史上最長の在任日数となりました。そして今もそれを更新し続けています。これに公然と反旗を翻す政治家はいない (人材不足?) なのでしょうか。自民党の中だけでも複数の派閥があるのに、各派閥の長たちは総理・総裁の座を目指していないようです (目指しているのは岸田氏、石破氏、石原氏くらい)。ちなみに安倍首相は派閥の長ではありません。ではいったい何のために派閥は存在しているのでしょうか。1つは「大臣などのポストを獲得する」ためです。そしてもう1つは「小選挙区制のもと、党の公認を取り付ける」ためです。つまり、党の執行部に対する“ゴマすり集団”と化しているのです (情けない)。こんなことでは政党としての活力は絶対に生まれてきません。「党内抗争のない」自民党は今最大の危機にあり、こうした状況は野党を含めた政界全体に蔓延しています。「安倍一強」時代は「安倍さんが素敵」だからではなく、「他に人がいない」から続いている、残念な事態なのです。日本国のピンチと言ってもいいかもしれません。
腐っている政治家たち
「森」「かけ」「桜」問題での答弁において、安倍首相の発言には全くといっていいほど誠実さが感じられません。国民の多くは「 (政治家は) 平気で嘘をつく」と改めて感じたことでしょう。残念なことに、日本人が長年美徳としてきた「正直」「まじめ」「一生懸命」といった倫理観が (安倍さんをはじめとする) 政治家たちのせいで喪失してしまったのです。安倍総理大臣の罪はそれだけにとどまりません。法的にも重大な罪を犯しています。「桜を見る会」だけでも、「公職選挙法違反」と「政治資金規正法違反」なのは明らかです。自らの後援会に所属する多くの人々を、功労・功績のあった者という基準に関係なく招待し、税金を使って飲食を提供しているのです(買収かつ公職選挙法違反行為)。また、「桜を見る会」スタッフの旅費が政治資金収支報告書に挙がってきていません (政治資金規正法違反)。
これだけでも立派な罪なのに、いまだ明確な動きはありません。安倍首相が犯した犯罪はもちろんこれだけではありません。父・晋太郎氏からの付き合いである山口氏 (ジャパンライフ会長) を「桜を見る会」に招き、彼はそれを利用して多くの契約を取り付け大儲けしています。 東京地検特捜部はちゃんと捜査しているのでしょうか?組織のトップが腐ると周りも腐ります。その典型的な例は菅官房長官です。彼は「桜を見る会」で反社会的人物と仲良くしている写真をスクープされました。さらにこの事実を指摘されると、急いで揉み消そうと躍起に。安倍内閣はまた、安倍昭恵夫人を「私人」と閣議決定しているにも関わらず、彼女の友人たちを「桜を見る会」に多数招待しています。もちろんその時の飲食は全て税金で賄われています。こんなことが許されていいのでしょうか?
「桜を見る会」問題で検察が動かない理由
安倍内閣の違法性は明らかなのですが、残念なことにこの問題で検察が本腰入れて動くことはないでしょう。なぜなら検察は完全に政権に飼いならされているからです。「公職選挙法違反」「政治資金規正法違反」「贈収賄」。。。仮に検察の現場で積極的に捜査を行う方針があったとしても、上司・上級庁・法務省からストップがかかってしまうのです。「政治家への捜査」は理由をつけて潰すことが可能 (朝飯前) なのです。そもそも「総理大臣に重大な犯罪の嫌疑があったとしても、最終的には総理大臣の同意がなければ総理大臣を起訴することはできない」となっています。事実上、総理大臣は在任中に起訴されることがないのです。検察の起訴によって、総理大臣がその職から引きずり降ろされることはないのです。一方で、総理大臣に犯罪の嫌疑が生じた際には「重大な説明責任」が伴います。安倍総理の説明責任は誰の目にも不十分ですね。彼の「説明」は詰んでいる、それでも検察は動かない。困ったものです。
黒川元検事長の「訓告」問題
黒川検事長の賭け麻雀が「懲戒」ではなく「訓告」(軽い処分)となったことに国民は怒っています。賭け麻雀はれっきとした「賭博罪」であるにも関わらず、検察庁のナンバー2・黒川氏に対しては甘すぎる処分を下したのです。これにて高額な退職金をゲット。内閣支持率が「一時的に下がる」のはいつものことですが、検察庁が黒川氏を逮捕しなければ国民は絶対に納得できません。そもそも彼の「賭け麻雀」は新型コロナウイルスの非常事態宣言中に起こっただけでなく、 数年にわたって継続的に行われていたとのこと。調査なしにさっさと「訓告」処分で幕締めしようとする安倍内閣には呆れて開いた口が塞がりません。
歴代ワースト総理
世論が強く反発している「秘密保護法」「集団的自衛権」「安保関連の戦争法」「沖縄基地問題」「原発再稼働の強行」などなど、次から次へと愚策を繰り出してくる安倍総理。彼は武器の輸出入や原発の輸出などによって、世界中に大悲劇と混乱を巻き起こそうとしているのです。「赤字国債の過発行」問題なども含めて、孫の世代に禍根を残してはいけません。安倍首相は、祖父の岸信介氏が日米安全保障条約を強引に締結し全国民の怒りを買った (退陣した) 時代から何も学んでいないかのようです。反省をしないどころか安倍首相は「日本の原子力は世界で最も厳しい規制委員会の基準に基づく審査をパスしたから安全」と述べていますがそれはデタラメです。彼はなぜ平気で嘘ばかりつくのでしょうか?そもそも政治 (国を治める)っていったい何なのでしょうか?「政治」は端的には「権力を動かす」ことです。これを間違えるととんでもなく大変なことになります。「貧困」「戦争」「社会混乱」。。。だからこそ、政治家の責任は非常に重大なのです。
安倍政権の隠蔽・改ざん体質は治らない
安倍政権 (首相) の場当たり的かつ後手後手な新型コロナウイルス対策で、日本はアジアの中でけっして「成功した」とは言えない結果となっています。中国の対策は良かったところも悪かったところもあるのですが、少なくとも「徹底的に戦う」という姿勢は力強く示されていました。「公開性」や「透明性」も日本よりはマシです。安倍内閣はここでも隠し事ばかり。隠蔽体質は官僚の社会にもしっかりと宿っています。「ダイヤモンド・プリンセス号」に対応する際にも「透明性」が全くなく、厚労省の不可解な論理が働いていました。海外メディアはこぞって「日本はいったい何をやっているんだ」と不思議がっていましたね。このように、日本の政治家・官僚たちは都合の悪いことを隠したがります。そうではなく、「国民の利益」を考えて公開することこそ真なのです。
信頼を得られることのない政治家や官僚たち…彼らは本当に幸せなのでしょうか?確かに、世界中のどんな政権をみても、何らかの不祥事はあるものです。しかしながら、安倍政権には特異さを感じます。「野党が資料を要求したら廃棄」「コンピューターにデータが残っているはずなのにないと言う」「決裁文書を改ざんしてしまう」「問題の発覚後、隠蔽工作をする」…こんなことはこれまであり得ませんでした。「悪しき官邸」主導のもとでウソをつかざるをえない官僚のみなさんが気の毒でなりません。自殺者まで出したのに、政権はその教訓を生かそうとさえしないのです。