有名人と社会問題のお話 〜芸能ニュースから学ぶこと

芸能・セレブの話題に社会問題を絡めて発信しています!

韓国歴代大統領の悲劇【まとめ】

韓国の大統領 (任期5年・再選不可) にはアメリカの大統領よりも強大な権限が与えられています。しかしながら彼らの末路はあまりにも悲惨。その多くが亡命・失脚・懲役刑・自殺・死刑なのです。

在任中には不逮捕特権があるものの、過去の大統領たちは在任中に暗殺されたり退任後に逮捕されたり自殺したり...と波乱万丈の人生を送っています。

 

f:id:celebritynews:20191005145711p:plain

 

 

初代〜3代
 
李 承晩 (1875年〜 1965年)
(り・しょうばん、イ・スンマン) 

朝鮮の独立運動家で大韓民国の初代大統領だった李 承晩 は第3代まで大統領を務めあげます (在任1948〜1960年) 。そんな彼は、大統領であり続けるために不正選挙を強行し続け革命で失脚。アメリカに亡命しました。ちなみに養子の李康石は一家心中により自殺。そもそも、李 承晩が南朝鮮の指導者になれたのはアメリカの意向でした。もしも韓国の独立が日本からの円滑な独立であったなら、李王家の復帰や日本政府要人になっていた人物を中心にする考えもあったはずなのですが、アメリカにそんな考えはありませんでした。
 
結局彼は、自らの政治権力掌握の手段として「反日」を利用し、日韓関係にも自国の経済にも致命的な打撃を与えることとなります (反日で国を一つにしようと愚かな考えを抱いたのです)。国内問題から国民の目を逸らすため、「日韓併合は無効だ」と「反日」を掲げたのです。そうでなければ、現在の日韓関係はもっと良好なものになっていたかもしれません。つまりは、彼の感情的な「反日」思想が今日の日韓関係の困難さの全ての原因と言えるでしょう。
 
 
・「対馬の領土権」を主張
・「日本はポツダム宣言に違反している」と主張
 
しかしながらアメリカはこうした韓国の難癖にNoを突きつけます
 
  

 

第4代
 
尹 潽善 (1897〜1990年)
(ユン・ボソン)
 
1960年に李 承晩政権が打倒されると民主的な手続きによって憲法が改正され、尹 潽善 (1897〜1990年) が大統領になります。独裁体制を二度と繰り返さないために議院内閣制をとり、大統領の権限は限りなく小さくされました。そんな経緯もあって民主的な社会を作り出したことは良いことだったのですが、権限が限られていたため左派右派の深刻な対立を生むことになりました。政治がこのような状態であったため、経済も深刻な不振に陥ります。つまり、お飾りの大統領であった彼は何もすることができなかったのです。そんな国家の危機に対して軍部が立ち上がります。1961年5月、朴正煕をリーダーとする韓国軍将校たちがクーデターで政権を奪取します。こうしてわずか1年尹潽善政権は終焉を迎えるのです。無能呼ばわりされかわいそうな大統領だったと言えるでしょう。結局彼は軍法会議懲役3年の判決を受けました。
 

 

第5〜9代
 
正煕(1917〜1979年)
(パク・チョンヒ)
 
軍人だった彼は1961年の軍事クーデターで国家再建最高会議議長に就任し、第5代から第9代まで大統領を務めます (1963〜1979年)。彼の時代には日本から多額の補償金 (お金) が入ったため、「漢江の奇跡」と呼ばれる高度経済成長が実現されました。日本のおかげで「世界最貧国」から見事脱したのです。一方で、1972年の改憲で大統領の任期を伸ばし永久執権を図ろうとしました。さらに、民主化運動をスパイ操作し司法殺人で弾圧したとして「独裁者」と評されました。そんなこともあって、1979年に側近によって暗殺されています。 ちなみに妻は文世光事件で銃弾が頭部に命中し死亡。長男は麻薬法違反の容疑で幾度となく逮捕。

のちに長女の朴槿恵 (パク・クネ) は第18代大統領となっています
 
 

 

第10代
 
崔 圭夏 (1919〜2006年)
(チェ・ギュハ)
 
第10代の彼は、韓国歴代大統領の中で「在任期間が最も短い」約8ヶ月間となっています。就任時には「改憲」と「民主化」を約束したものの、ほとんどイニシアティヴを発揮できないまま全斗煥粛軍クーデターを追認せざるを得なかったのです。そんなこんなで自らの意思とは関係なく大統領職に就いた彼は8か月後「辞任」させられたと言えるでしょう。可もなく不可もなく、「無」の存在だった大統領です。
 
 
全斗煥 (1931年〜)
(チョン・ドゥファン)
 
全斗煥は第11代・12代の大統領 (1980〜1988年)として約8年間君臨しました。退任後には利権介入などが発覚して親族が逮捕されています。その後、政権下の不正と親族の不正を国民に謝罪し、財産を国に返納していますが光州事件や不正蓄財への追及が止まず、死刑判決を受けることになります(減刑の後、特赦)。時を経て、2013年にはいわゆる「全斗煥追徴法」が成立し、一族の不正蓄財に対する強制捜査が行われました。
 
 

 

第13代
 

f:id:celebritynews:20191005145809p:plain

 
盧泰愚 (1932年〜)
(ノ・テウ)
 
同国最後の軍人出身大統領として、1988〜1993年の間大統領の任を務めました。そんな彼は大統領退任後の1995年に政治資金の隠匿が発覚します。さらに粛軍クーデター光州事件でも追及され、軍刑法違反として懲役22年6カ月の判決を受けます (1997年に特赦)。2013年、未納となっていた追徴金230億ウォンについては親族が代納すると発表しています。
 

 

第14代
 

f:id:celebritynews:20191005145940p:plain

 
金泳三 (1927〜2015年)
(キム・ヨンサム)
 
1945年までは日本名:金村康右 (こうすけ) として活動していた彼は、1993〜1998年の5年間を大統領として働いています。そんな彼の時代において、任期終盤の1997年にはアジア通貨危機の影響で起亜自動車が倒産。これを皮切りに韓国経済は悪化してしまいます。国際通貨基金 (IMF) の援助を要請する事態となったことは国民から恥辱的と受け取られ、そのまま任期で大統領を退任することになります。このような経済政策の失敗から1999年、男からペンキ入りの卵を顔に炸裂させられるという事件が勃発しました (2002年から早稲田大学の特命教授に就任) (2015年に心不全で亡くなっています)。
 
日本語も流暢だった彼ですが、「日本の悪い癖を直させる」と常に反日的な態度をとり続けていました。
 

f:id:celebritynews:20191005140323p:plain

 

 

第15代
 

f:id:celebritynews:20191005150007p:plain

 
金大中 (1925〜2009年)
(キム・デジュン)
 
金大中は併合時代の統治下で日本語教育を受け、戦後も日本に長く滞在していたため流暢な日本語を話すことができました。小学校時代の (日本人の) 先生が大好きだったという経緯もあってか、第14代と第16代のような「反日」ではなく「最も親日的だった大統領」と言われています。「過去の問題を持ち出さないようにしたい」とも発言しています。一方で、2001年には日本の教科書に反発もしています。そんな彼の任期は1998〜2003年の5年間。
 
長男は「李溶湖ゲート」「陳承鉉ゲート」と呼ばれる不正事件で在宅起訴され、次男は利権に便宜を図る見返りに25億ウォン (約1億7000万円) を受け取って逮捕されています。 三男も「崔圭善ゲート」事件に関与し逮捕。総勢、親族5人が逮捕されています。
 

 

第16代
 

f:id:celebritynews:20191005150036p:plain

 
盧武鉉 (1946〜2009年)
 
2003〜2008年の5年間在任していた彼は、最初は親日だったはずなのに、やがて強い「反日」に転じます。ちょうどこの頃日本では小泉純一郎首相が「竹島の日」を制定し、毎年のように靖国神社に参拝したからです。さらに「日本海」「東海」の表記問題も勃発し、「Sea of Japan」と書くなと強く主張。ちなみに国際機関は「日韓両国でよく話し合ってください」のスタンスに立っています。
 
結局彼は任期終了後の2009年に6億円を超える不正資金疑惑で逮捕が近いとされている状況の中、自宅裏山の岸壁から投身自殺するのです。
 

 

第17代
 

f:id:celebritynews:20191005150111p:plain

 
李明博 (1941年〜)
(イ・ミョンバク)
 
2010年頃はちょうど「第二次韓流ブーム」でした。そんな中、日本の大阪で生まれた経緯を持つ彼は2008〜2013年の間大統領として「反日」を強行します。「歴代最大の反日大統領」だったとも言われており、現職大統領としてただ一人「竹島」に上陸し「天皇が韓国を訪問したければ謝れ」などと徹底した反日を行なっています。1990年代から度々問題になっていた慰安婦問題も、彼が放火する形で燃え上がらせました。「韓流ブーム」もあり、日韓が仲良くやっていけるタイミングだったにも関わらずです。おかげで日本では反韓デモやヘイトスピーチが起きてしまうハメに。そんな彼には様々なお金にまつわる不正疑惑が浮上しており、2018年に約10億円の収賄容疑などで逮捕されてしまいました (兄は2012年に逮捕)。なお、韓国で大統領経験者が逮捕され有罪判決を受けたのは全斗煥 (第11〜12代)、盧泰愚 (第13代)、李明博 (第17代)、朴槿恵 (第18代)の4人となっています。

 


 

第18代
 

f:id:celebritynews:20191005150140p:plain

 
朴槿恵 (1952年〜)
(パク・クネ)
 
元大統領の娘だった彼女は2013〜2017年の間自身も大統領になります (東アジア初、韓国史上初の女性大統領)。しかしながら「セウォル号沈没事故への対応不備」「崔 順実ゲート事件」などの一連の不祥事によって弾劾裁判を受け、2016年12月9日以降は職務停止になっています (2017年3月10日に罷免)。これは、1987年の民主化で弾劾制度が導入されてから初めての大統領罷免のケースとなりました。結局は逮捕され、今も裁判の途中です。そんな彼女も徹底した「反日」ぶりでなんと3年以上も首脳会談を行いませんでした。

 

第19代
 

f:id:celebritynews:20190914163315p:plain

 
文在寅 (1953年〜)
 
北朝鮮からの避難民の子として生まれ育った彼は、弁護士として市民運動や人権運動に参加したのち政治家になり、2012年の大統領選挙では朴槿恵に惜敗するも、その後第19代大統領になります (2017年〜)。ご存知のように彼も「反日」姿勢を貫いていますが、「息子の不正入社疑惑」「娘婿の勤務先に政府が支援」などなど、やはり不正の噂は絶えません。2017年頃からは「第3次韓流ブーム」と言われていますが、そんな流れも彼がぶっ壊してしまい、政府主導で「不買運動」「反日」を煽る始末です。彼の晩年はどうなるのでしょうか?どんな運命をたどることになるのやら...