北朝鮮に娘を奪われた母親の言葉「娘に会わせて!」
横田早紀江さん(78)は、
「めぐみが忽然と消えた日のことを今でも忘れられません」
「絶望の淵に立たされました」
と語っておられます。
1977年11月、
日本政府はなす術なく、指を加えて傍観するのみ...
そんな無力国家日本に、泣き言も言わず、徒労に終わるだけの淡い期待はせず、
早紀江さんは、神に祈るのみ...
「神様!もう一度、娘に会わせてください!」
(あなたならどうしますか?)
いつも家族の中心にいた明るい女の子が、ある日突然消えてしまったのです!
「どこかで必ず生きている」と信じながらも、
生きる気力を失い、黒雲は常に心を覆い、これからどうやって生きていけばよいのか...
虚しい日々は流れていきます...
「神様!どうかお願いします!」
2014年3月、
横田夫妻は、めぐみさんの娘であるキム・ウンギョンさん夫妻と、生後10ヶ月になるひ孫と面会することにしました。
「私たちも年齢を重ねてきて、せめて孫とは会っておきたい。今会えなければ、もう会えないかもしれないですし...」
それでも
「13歳で拉致されためぐみは今50歳」
「神様!もう一度、生きているうちに娘に会わせてください!」
このように祈る早紀江さんの願いが、
...叶うことを願うばかりです。