有名人と社会問題のお話 〜芸能ニュースから学ぶこと

芸能・セレブの話題に社会問題を絡めて発信しています!

自殺を選んだ有名人たち〜その時残された家族は

アメリカの俳優ジム・キャリーの「恋人が自殺した」と報じられました

 
...が実は、別の男性と婚姻関係を結んだ既婚者だったことが発覚❗️
 
メークアップアーティストのキャスリオーナさん(ジムの恋人?)は無断でジムの処方薬を持ち出し、自宅で大量に摂取した後死亡...
 
どうやら自殺のようです。
 
 
 

《2人の仲は?》

2012年に映画の撮影現場で知りあった2人は交際と別れを繰り返し、死亡する数日前にも破局したばかりだった、と言われています。遺体の側には複数の遺書が置かれており、その一通はジム宛だったと言われていますが、自殺の原因は明らかにされていません。
 
 
 

《キャスリオーナさんは》

死亡時はすでに夫と別居しており、離婚の準備を進めていた矢先の自殺だったようです。ただし、離婚前だったので遺体の引き取り手は夫となります。
 
複雑な気分の夫ちゃん
 
 

《一方のジムも》

キャスリオーナさんの突然の死にショックを隠しきれないジム...
 
関係者は「ジムはキャスリオーナさんが結婚していたとは知らなかったはず。知っていたら公の場に連れていくことはなかったはずだ」とコメントしています。
 
 
☆☆☆☆☆☆☆☆
 

SPEED上原多香子さん(32)舞台で本格的な仕事復帰を果たしました

 
2015年に夫TENNさんを亡くし活動休止状態が続いていたのはご存知の通り
 
 本番前に行われた会見で「この日を迎えられた喜びでいっぱい」と述べていますが、夫の自殺の傷は少しは癒えたのでしょうか?
 
 

《30〜40代で自殺した著名人》

 
後藤浩輝  (騎手) 40歳
(妻はタレントの湯原麻利絵)
 
伊良部秀輝 (元メジャーリーガー) 42歳
 
 
田中実  (俳優)44歳
 
松本友里  (松平健の妻) 42歳
 
桂三木助 (落語家) 43歳  
 
沖田浩之 (タレント)36歳  
(彼の場合は祖父も父も兄も自殺。自殺の家系だったようです)
 
可愛かずみ  (女優で川崎憲次郎の恋人) 32歳
 
ちばあきお  (漫画「キャプテン」の作者) 41歳
 
沖雅也  (あの「太陽にほえろ」にも出演していた役者) 31歳
 
 
太宰治  38歳  無理心中
 
 
 
 

《家族の自殺は悲惨です》

突然、目の前に愛する人の変わり果てた姿を見る。それはどれほどショックなことでしょう。特に、自宅が自殺現場だった場合などは家族が第一発見者となってしまいます。
 
実は私の知人も、親の自殺の第一発見者となったことがあります。「二度と見たくない...」と語っていました。遺体の様子は、テレビドラマとは全く違うのです。壮絶な死...信じられない...
 
にも関わらず、すぐに葬儀の準備をしなくてはなりません。芸能人や社会的地位の高い方の葬儀であれば、なお大変です。
 
病死であればまだ、治療の過程で心の準備も出来ますが、事故などによる突然死は大変ショックです。それが自殺となると...遺族の悲しみはいかばかりか...
 
「自殺の理由がよくわからない」という家族も少なくありません。ましてや、詳細など話せるわけもありません。
 
 
 

上原多香子さんの喪主挨拶》

上原さんは当時、喪主あいさつで「TENNくんは私の心の中で生き続けます」と亡き夫への思いを語り、最後の別れを告げていました。特別な亡くなり方なので、「お詫び」もしています。辛いですよね。
 
そして現在、「夫の自殺」は彼女の中でどう消化されていっているのでしょう?
 
 
 

《責められる自死遺族、残された妻、夫》

上原さんは芸能人なので、プライバシーが報道されるのはある程度仕方のないことかもしれません。
 
それでも、「離婚話が原因」みたいな書かれ方はあまりに酷いことです。辛い状況下でドン底にいる人にとどめを刺すようなまねをするなんて!
 
精神的にショックを受けている上原さんを追い込むような報道はどうなんだろうか?
 

そして

 
妻や夫が自殺した後に、「家庭の問題」がいろいろ言われてしまうのは、芸能人に限ったことではありません。中にはかばってくれる人もいますが、多くの場合、近親者やご近所さんからひどいことを言われてしまいます。
 
 
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《若い息子や娘を亡くした親も》

激しく傷ついています。どこかに感情をぶつけたくなります。それが、亡くなった子の妻夫へと向かいます。自分の子どもを結婚相手に殺されたように感じてしまう親、言ってはいけないことまで言ってしまう親もいます。
 
 

葬儀が修羅場となり、遺骨争いが起こり、幾多の修羅場が待ち構えているのです!

 
 

最も慰めを必要とする人が、最も強く責められてしまうのです!

 
 

《そして...》

自死遺族である妻や夫は、周囲から責められることもありますが、自分でも自分を責めます。
 
「私が夫(妻)を殺した」と思ってしまう人もいます。
 
 

しかし、そんなことはありません!

 
ほとんどの場合、納得できる自殺の理由などわかりません。それでも、長い時間をかけてでも立ち直ってもらいたい...
そう、心より願っております。
 
長い悲しみと苦しみの果てに、二人が出会い、共に生活し、そして亡くなっていった、その物語を、おだやかな物語として心に受け入れる作業が必要なのです。
 
 
 

《男性が生きにくい現代社会》

自殺予防活動は大切です!

しかし、自殺は不名誉ではないとWHOは言います。
 
 
ただ、自殺者の割合を男女別で見てみると、2:1で男性の方が圧倒的に多く、女性の2倍以上となっています。
 
また、あるアンケート調査では「いま幸せか?」との問いに対して「はい」と答えた男性の割合は低く、女性より男性の方が生きにくい時代なのかもしれません。
 
 

《まとめ》

お付き合いしている彼や結婚している旦那さんがいる女性の皆さんは是非、
 
「もしかしたら彼も生きにくさを背負っているのかもしれない」ということをご理解いただければと思います。
 
多くの男性は、なりたい職業で夢破れている状態にも関わらず、「男なら競争に勝たなければいけない」「男なら困難な壁に挑まなければいけない」「男なら全ての壁を乗り越えなければならない」と、かたくなに男性としての生き方を全うしようとします。
 
希望の仕事に就けていない男性は当然、仕事上の悩みが多く、仕事での人間関係に悩み、不十分な収入に悩み、労働時間の長さに悩む。そして、その上で、夫であること、父であること、恋人であることを意識し、どんなにつらいシーンに遭遇しても、「自分は男だから」という言葉を支えに生きているのです。
 

周囲に心配をかけないため、自分だけで悩み続けるのです。例え理想と現実にギャップがあろうとも、抱え込むのです。

 
 
夫・彼氏の辛さを理解してくれますか?
 
仕事の悩みは、誰かに話すことで随分と楽になるもの。「男だから」という理由一つで抱え込む必要はありません。男性の自殺者は多く、幸福度は低いわけですが、
 

是非、女性の皆さんにはこういった男性の「生きにくさ」をご理解いただき、声を聞いてほしい。あなたの彼氏、旦那さんは大丈夫ですか?