有名人と社会問題のお話 〜芸能ニュースから学ぶこと

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吉永小百合さんの新作映画「母と暮らせば」で戦後70年 原爆を考える!

長崎原爆を題材にした山田洋次監督の新作「母と暮らせば」の長崎ロケが7月上旬に始まりました。

吉永小百合さんや二宮和也くんら主要キャストが勢ぞろいし、完成に向け熱が入っております。

親子を演じる二人が教会の中を寄り添って歩くラストシーンでは、地元のエキストラも参加し、感動的に仕上がりました!

山田監督はこう述べています。

「この教会の歴史がそのまま映画に映るようにと思いながら撮影しています。」

「長崎には、両親・親戚・友人が被爆者という人がたくさんいます。そういう意味で、長崎の街の人たちにとって、特別な映画になるかもしれません。」


吉永さんは

「長崎の方の思いというのを少しでも日本中の皆さんに知っていただきたい」

と語る一方、

二宮くんは

「卒業旅行じゃないけれど、最後にこの長崎という地で撮影できて良かった」

と呑気なことを言っております(苦笑)


二宮くんの元恋人役を演じた黒木華さんは、

「長崎に来られたことが嬉しい」

と語っております...


お〜い、若者たちよ〜
もう少し、社会的意義のあるコメントはないんか〜い...?


まっ、それはさておき、、、

本映画は、原爆投下から3年後の長崎を舞台に、被爆して亡くなった息子の霊が母の前に現れるというファンタジー作品で、12月12日公開予定となっております。


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井上ひさしさんの遺志】
長崎原爆をテーマにした映画「母と暮せば」は、作家の故井上ひさしさんの遺志を山田監督(83)が継いだ作品で、女優の吉永さん(70)が主役をつとめています。

井上さんは広島、長崎、沖縄を題材にした「戦争三部作」を構想していたそうで、広島編の父と暮せばは既に上演されています。

2010年、肺がんのため亡くなった井上さんは、沖縄戦を描いた「木の上の軍隊」も執筆しており、こちらは劇団こまつ座によって2013年に上演されています。

井上さんの三女から「母と暮らせば」の話を聞いた山田監督は「運命のようなものを感じた。絶対に作品にしなければいけない」と思ったそうです。

長崎を何度も訪ねて構想を練り、台本を書き上げて4月から撮影開始!

主役の吉永さんは、終戦の1945年生まれ。自身のライフワークとして原爆詩の朗読活動に取り組み、朗読CDも出しています。

撮影前には、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館を訪ね、核兵器廃絶を願う直筆のメッセージを寄せてくれています。


いつの日か、世界の人々に大きなメッセージとなるような大作を製作し、原子力の恐ろしさ、戦争の悲惨さを伝えていってもらいたいと心から願っております。