なぜテレビ業界の美女は生涯未婚なの?
テレビ業界では結婚している女性を探す方が難しい?
いわゆる“ギョーカイ”に長くいると、一般社会にはない "常識" にしばしば驚かされてしまいます。それは昨今問題となっている「未婚率の上昇」においても独特な形態を見せているわけです。
一般的に言って、女性は年収が高いほど、男性は年収が低いほど結婚していません。高収入が保証されているギョーカイ人の場合は、やはり「生涯未婚率」が高い傾向にあるようです。
結婚から遠ざかってしまったきっかけ
ここで、容姿端麗のA子さんとそうではないB子さんを比較しながら、「なぜテレビ業界の美女は独身なのか」を探ってみたいと思います。
A子さんは学生時代はミスコンの常連。超難関といわれるテレビ局への就職が決まったのも、有名私大卒という学歴もさることながらその美貌が決め手だったのでしょう。一方のB子さんはスポーツウーマンの国立大生。知能の高さとスポーツ歴が買われ、テレビ局への就職が決まりました。こんな2人は当然のことながら、実に対照的な足跡を辿ることとなります。
新卒で就職した頃は、チヤホヤされてとにかく楽しかったA子さん。何か問題が起きたら周りが火消しに走ってくれ、常に順風満帆の人生です。恋愛も自由で、複数の男性と付き合ったりしていました。仕事では、番組の収録に顔を出すこともあったし、タレントさんと食事会などで会う機会も。あっという間に芸能人の友達ばっかりになりました。
「20代の頃は本当に楽しかったなぁ。あの頃に戻りたいなぁ。」
一方のB子さんは...
「はっきり言ってブスでしょ、あたし」と開口一番に言い放つB子さんの新人時代は、それは壮絶というほかないものでした。
「制作に送り込まれたんで仕事はADです。寝る時間がないっていうのは案外平気でした。でも、人間関係が酷すぎたんです。随分といじめられました。」「辞めようと思ったことは何度もありますし何度も泣きました。でも、こんなことで辞めたくないっていう根性が頭をもたげるんです。なんと言っても学生時代に体育会系で鍛えられていますから(笑)」
天国と地獄の差は「容姿」?
「エリート美女」のA子さんと「雑草女」のB子さん。同じ年の同じ放送局に就職した2人の女性は、(配属先も含め) こうまで差が開いてしまったのには「容姿の差」が大きかったと言えるでしょう。
「美人は得をする」
これは、テレビ局に限らず社会全体の構造なのかもしれません。
しかし、20代中盤を超えて28歳頃になったとき、2人を取り巻く環境は大きく変わっていったのです。
30歳を過ぎると立場が変わる
まず、B子さんは相変わらずの仕事多忙の中、地位は上昇し続けます。AD(アシスタント・ディレクター)からD(ディレクター)に昇格し、半ばP(プロデューサー)的な立ち位置でバリバリのキャリアウーマンとなっていったのです。AD時代に自分をいじめた制作会社のADを切ったりと、合法的な意趣返しに喜びを感じるのもこの頃のことです。とはいえ、天変地異といえるほどの変化があるわけではありません。
一方で、A子さんはというと、人も羨む華美な毎日が次の一言で終止符を打つことになってしまうのです。
「結婚しよう!」...
A子さんをはじめとして、エリート美女たちの多くが30歳前後で恋人から求婚されます。そのときの相手の特徴と言えば、「年収2000万円前後の40代ギョーカイ関係者」。ここでA子さんは人生の選択を迫られます。
「結婚して家庭に入る」べきか、「楽しい毎日を捨ててまで結婚なんかしたくない」と相手を振るか。。。
ここで後者を選ぶことによって、ズルズルっと「生涯独身」の道を歩んでいくこととなるのです。
その後は...
男たちの興味は、より若い新人美女へと感心が移っていくわけです。つまり、A子さんは前ほどチヤホヤされなくなってしまうわけです。さらに、役職につくわけでもない状況に陥ってしまうのです。20代を色恋とともに過ごしてきたA子さんような人の仕事スキルは往々にして低いもの。周囲に甘え、怠けてきたツケをここで支払わなければならないのです。
そんなA子さんを襲うのは、容赦のない非難と陰口の嵐。。。
ここでようやく「結婚したいなぁ」と思うA子さんですが、これがなかなかうまくはいきません。若い頃、レベルの高い男たちに囲まれていたA子さんは、レベルを下げて結婚することはできないのです。
なぜテレビ業界の美女は生涯未婚なの?
その理由としては
① 仕事が激務
② 生活リズムが普通とは違う
のほかに、
③ 選り好みしすぎてチャンスを逸した
ことが大きいのではないでしょうか。
華やかな世界の光と陰...
本当の幸せとはいったい何なのでしょうか?
結婚?仕事?
それとも...