有名人と社会問題のお話 〜芸能ニュースから学ぶこと

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チャーリー・シーンに学ぶ!HIV薬の副作用と女性たちの本性

HIVの治療薬は、「高い服薬率が求められ」「長期に渡って (一生) 服用しなければならない」ことなどから、副作用と上手に付き合っていく必要があります。何らかの副作用は必ず起こります。例えば、「動脈硬化」「薬疹」「骨粗鬆症」「乳酸アシドーシス」「リポジストロフィー」などなど。

 

他にも、胃腸障害 (吐き気、下痢など) 、頭痛、発疹、高脂血症、糖尿病、出血傾向、精神神経系症状 (うつ状態、集中力低下、眠気、不眠など) 、肝機能障害、腎機能障害、心血管疾患 (心筋梗塞など)  があります。

 

 

 

 

 

チャーリー・シーン、自殺も考えたHIV宣告の日と今の生活

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アメリカ人俳優のチャーリー・シーン(1965年9月3日生まれ)は、数年前に「HIV陽性」の宣告を受けて闘病生活を続けています。「病気については伏せておきたかった」そうですが、事実を知る人たちに「秘密にしてやるから金を出せ」と脅迫され、何億円も失うはめになったそうです。

 

「このままではダメだ」

そう悟ったチャーリーは、2015年、病気を自ら公表し、今も闘病を続けています。

 

 

俺がHIV陽性だと言われた日…。「あの時はすぐにでも自殺したいと思ったよ。」「だけど薬を手渡され、もう家に帰ってもいいって言われたんだ。これからも生きられるともね。病気になった時点ですでに(治療に使う薬が)あったことに深く感謝しているよ。」

病名を知る前は頭痛が酷く、「これは脳腫瘍に違いない」と思ったそうですが、意外な病名 (HIV) を聞き、さらに大きな衝撃を受けたチャーリーは「死んで楽になりたい」と一瞬思ったそうです。

 

しかし、「生きられる」という言葉に勇気づけられ、薬での体調管理を始め、現在は新薬開発にも協力し、研究段階にある薬を週に一度打ち (治験に参加し)、その効果を確実に実感しているといいます。

そんなチャーリーは、役者人生も含めて公私ともに順調とのことです。HIV公表後、人々は温かく接してくれたようで、「時には見知らぬ人にハグされることもあるんだ」とチャーリーは嬉しそうに語っています。

 

ちなみに、チャーリーのHIV公表を機に多くの人が病気に関心を持ち、HIVの諸症状などをインターネットで検索。その効果は「Charlie Sheen Effect(チャーリー・シーン効果)」と呼ばれ、大きな話題となりました。さらに、彼の公表に背中を押され、HIV検査を受けた人は少なくないようです。

「俺は5000人以上の女性と性行為に及んだ」と自慢げに話していたチャーリー。多くの女性たちに恨みを買ったことでしょうが、結果として社会に貢献もしているようです。

 

かつては「HIVに感染すれば必ずエイズを発症し死に至る」とも言われていましたが、医療の発達は凄まじく、今ではエイズを発症しないまま老齢まで生きることも可能になっています。性交渉をする年齢に達している人は、自分だけでなく愛する相手のためにも検査を受けてくださいね!

 

 

 

養育費の支払いが困難に...

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チャーリー・シーンには、元恋人や元妻の産んだ子が5人います。うち4人はまだ幼く養育費が必要ですが、"HIV陽性" の診断を受けた彼は秘密を知る人たちにお金をゆすられ大金を失ったのです。そんな彼が、莫大な養育費4人分を確保するのはかなり困難に違いない、と言われています。

かつては高額なギャラを稼ぐ人気俳優だったチャーリー・シーン。。。まさかの、思いもよらぬ転落人生を歩んでいます。

 

仕事は激減し、重い病気にかかってしまったチャーリー。しかし、子供たちの養育はなかなかまけてもらえません。裁判で "減額" を勝ち取ったものもありますが、中には「チャーリーは娘たちに約束した経済的サポートを果たしていない」として、1億円以上の支払いを求められたり、月額600万円を要求されたり。。。

こんな状態のチャーリーに対して容赦ない女たち。松居一代さん然り。女性って本当に怖い生き物ですねー。

 

 

 

認知症に近い症状も経験した」

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「以前に服用していた薬は病気を抑えこの俺を生かしてくれたんだ。」「でもその薬のおかげで、時には絶え間ない片頭痛に苦しみ、認知症すれすれの症状にも悩まされた。」

それだけでなく、腹痛や肝臓障害などにも苦しんだといいます。ところが、最近使用している新薬は、注射で体内に入れられるほか、大した副作用もないため、日常生活を普通に送れるそうです。

 

「今は、(新薬のおかげで)普通に暮らせるんだ。俺は贈り物としてこの薬を受け入れるよ。」

「今はずいぶん調子も良い」

 

そう話すチャーリーは、「いつか病気を完治させる治療法が確立される日が来る」ことと信じて、前向きに暮らしています。

 

 

 

 

 

HIVの治療費と注意点

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 治療は、薬やHIV/AIDSの症状の程度、合併症の有無などによって異なりますが、自己負担だと月に10数万円から高くて30万円前後かかることがあります。保険の種類にもよりますが、例えば3割負担の場合は、1ヶ月に3万円から10万円程度の負担になります。

高額療養費制度という、一定基準額を超えて負担した医療費を還付してもらえる制度や貸付制度などもありますので、そうした制度を有効に活用してください。

 

最後に、、、

 

毎年のように薬剤の使われ方、治療指針が改定されていますので、都度、専門医の指示に従って正しく服用してください。また、HIV薬の組み合わせは体質によっても異なります。服用後、何かおかしいと感じた場合はすぐに、医師・薬剤師にご相談ください。

 

・定期的に通院すること

・処方された薬は決められた時間に決められた薬を服用すること

 

 

HIVの治療は、かつてはHIVウイルスの量を抑えAIDSで命を落とさないこと (延命) が目標でした。しかしながら、近年の新薬開発や、医師たちの治療経験の蓄積などにより、患者たちはチャーリー・シーンのように普通に日常生活を送れるほどになってきています。

一方で、長く生きることによるHIVの副次的疾患、例えばHIVで免疫が低下することによるガンなど、あるいは、薬剤治療による副作用(合併症)が課題にもなっているのです。