海外の性的暴行 & 「子供への性的虐待が多い国」ワースト
2017年夏、マレーシアで父親 (36) が実の娘(15)に対して600回以上の性的暴行を働いた罪で起訴されました。有罪になると、1万2000年以上の禁錮刑が科される可能性もあるそうです。ちなみにこの男性が問われている罪は、「反自然的性行為の罪」「近親相姦、レイプなどの性的暴行罪」などなど、計600件以上に上っており、起訴状の読み上げだけでも丸2日を要したといいます。「有罪 = 事実上の無期懲役」とあってか、この男性は一貫して無実を主張しているようです。被害者の身元保護の観点から、被告の名前は明らかにされていません。
同じく2017年夏、シンガポールの裁判所で、マレーシア人女性(23)に集団で性的暴行を働いた罪でベトナム系英国人の男3人に5~6年ほどの禁錮刑とムチ打ちの刑が言い渡されました。被告らは全員20代で、スタッグパーティー(結婚前夜に男友達が集まって行うパーティー)のためにシンガポールを訪れていたようです。
高裁判事は彼らの行動を「ふらちな行為」と非難し、禁錮刑と共にそれぞれ5~8回のむち打ち刑を命じました。同国でのむち打ちは、イギリスによる植民地時代を起源としています。
内戦下のイエメン、4歳児のレイプ殺人で男を公開処刑
犯人は警察官によって背後から胸部めがけて5発撃たれ死亡。その後、遺体はクレーンでつるされます。。。
2017年夏、内戦下にあるイエメンの首都サヌアで、4歳の女児を性的暴行の末に殺害した罪で死刑判決を受けた男(22)の公開処刑が行われました。イスラム教シーア派系反政府武装勢力「フーシ派」が支配するサヌアでは、数日前にも同様の罪を犯した男が公開処刑されています。
処刑に立ち会った判事によると、男は犯行後に女児の遺体を埋めたそうで、女児を拉致、レイプおよび殺害した罪で有罪となったのです。女児のおじによれば、男は「犯罪が露見する前に女児の捜索に参加していた」らしく。。。公開処刑は、このような「犯罪に対する抑止」になるのでしょう。
韓国海軍の女性将校、上司からの性的暴行で自殺?
韓国でのセクハラ件数は非常に多く、聖職者が加害者となる事件も多発しています。2017年5月には、上官から性的暴行を受けたとされる海軍の女性将校が自宅アパートで自殺をしました。現場には、「明日、私はもうこの世にはいないでしょう」と書かれたメモが残されていたそうです。
容疑者として逮捕された上官の大佐は、性的関係を持ったことは認めたものの、性的暴行の容疑は否定しているそうです。つまり、彼は「同意の上での性交渉だった」と主張しているのです。残念ながら、韓国では軍内部における性的暴力事件が絶えることはないようです。2016年に公表された調査報告書によると、過去5年間で上官から性的暴行を受けた女性兵士は111人。非常に多いですねー。
一方、インドではこんな事件がありました。
襲撃男の性器切断!
インド南部ケララ州の州都トリバンドラムではこんな事件がありました。23歳の女子学生が自宅で自称宗教指導者の男(54)に乱暴されそうになり、男の性器をナイフで切り取って退治したのです。
その後男は病院に運ばれ、緊急治療を受け容体は安定しているそうですが、大事な部分は結局のところ無事だったのでしょうか?ちなみにこの被害女性は両親と一緒に暮らしており、男は儀式を執り行うためしばしば家に招かれ泊まっていたそうです。
そして、この女性いわく、「男から数年間にわたって繰り返し暴行を受けていた」んだとか。男を信頼しきっていた両親は乱暴に気付かなかったようで。。。
インドからは、叔父に暴行されて妊娠した10歳の少女が、堕胎の許可を得ることができず出産した、といったニュースも流れてきています。世界には理解しがたい出来事だらけですね。
性的暴行被害のイギリス人少女 (14歳) が自殺
性的暴行被害に遭った少女が、控訴審で加害者の減刑が決まったことを知り、2017年2月に自殺するという悲劇的な事件がイギリスで起こりました。たった14歳にして自らの命を絶ってしまった彼女は、自宅のリビングで薬物を過量に摂取し亡くなったのです。
彼女は12歳の時に強姦の被害に遭い、それ以来ずっとうつの症状に苦しめられていたんだとか。彼女の被害届と証言により、警察は17歳の少年を逮捕・起訴していたのですが、一審の判決を不服とした加害者側が控訴して、懲役18か月の刑へと減刑されたのです。
この一件に対して母親の怒りは大爆発!
「この減刑こそが、娘を死に追いやったんです」
「娘は加害者が減刑されたと知って、『自分は2年も苦しんでいるのにあの男はたった18か月で出所する。検察や裁判所は被害者の心身の傷を軽視している』と言って激しく落ち込みました」と述べる母親。
司法に対する強い不満に加え、あっという間に加害者が社会に戻ってくるという不安は中学生の女の子にとってはあまりにも重苦しい問題であったに違いありません。
日本でも性犯罪が増えてきてきます。ストレス過多の現代社会において、こうした犯罪が増えてきている以上、自分の身は自分で守らないといけないとともに、犯罪抑止のために、もっと刑を重くするべきなのではないでしょうか。少なくとも、被害者の泣き寝入りだけは避けなくてはなりません。
子供への性的虐待が多い国ワースト5
- 虐待されている子どもは年間4千万人
- 思春期の子どもの自殺は死因の第3位
- 女性のおよそ20%、男性の5〜10%が幼児期に性的虐待を経験
- 毎年300万人の少女たちが性器切除を施されている
海外では、このような悲惨な出来事が事実として存在しているのです。現状を知ることで、日本だけでなく世界の子供たちに何かできることはないかと考えるきっかけになればと思います。
5アメリカ
アメリカでは、子供たちに対する性的虐待が広がってきているようです。多くの子供たちが18歳になるまでに、何らかの性的虐待を経験し、それを防ぐ術はないとされています。ある調査では、「これまで性的被害者になった経験がありますか?」という質問に14歳から17歳までの若者の28%が「はい」と回答。女性の4人に1人、男性の6人に1人が18歳になるまでに何らかの性的被害者になっているのです。これはつまり、子供時代に性的虐待を経験した大人が、アメリカ全体で4千200万人いることになります。
4イギリス
ある調査によると、200人に1人以上のイギリス人がペドフィリア(13歳以下を対象とした性愛・性的嗜好)らしく。。。多くの子供たちが被害に遭っています。イギリスでは、4.8% (20人に1人) の子供たちが何らかの性的虐待を経験しており、虐待を経験した90%の子供たちは「知っている人から虐待された」と語っています。
ジンバブエでは子供のレイプ事件が増加傾向にあるようです。そして、性的暴力事件の多くは近親者によるもの。こうしたことから、ジンバブエの首都ハラレにある専門のクリニックでは、毎年1万人ほどの女児が治療を受けに来たそうです。ただ、実際にレイプの被害にあっている子供の人数は報告件数の倍以上だと指摘しています。
2インド
インドにおける子供への性的攻撃も急増しています。過去10年間で5万人もの子供たちがレイプの被害者となりました。インド政府の報告によると、男児女児関係なく、性的虐待の被害者となっているようです。
ある報告によると、南アフリカでは3人に1人の割合で、子供たちがレイプされている計算になります。さらに、ある統計では南アフリカ男性の4人に1人がレイプの加害者になったことがあると認めているようです。南アフリカでは、11歳以上の男児の62%が「強制的に性行為をすることは暴力ではない」と捉えており、「女性もレイプされるのを楽しんでいると思う」と考えているようです。
おわりに
生後数ヶ月の赤ちゃんが性的虐待の被害者になることも珍しくはなくなってきました。さらに、そんな被害者たちの多くは、虐待中の怪我で命を落としたり、HIVの感染によって亡くなったりするのです。
南アフリカでは、処女とセックスをすればHIV感染を治せると信じている人も多くいます。
上述のワースト・ランキングは、あくまで主要国の報告に基づくものであり、実際には多くの国で、もっとひどい現状があるはずです。いずれにしても、途上国でも先進国でも、大人の心の闇の被害を受けてしまうのは、小さくて弱い子供たちなのです。
あなたはどうすれば子供を虐待から救えると思いますか?